漱石hommage 吾輩はクルマである(再)
カテゴリー
:ショールームダイアリー
スタッフ
:高橋 勇太 / タカハシ ユウタ
[店長]
[2020/06/29]
明治時代の太平の逸民が集まり 相変わらず呑気な話を広げている。
苦沙弥の宅では迷亭、寒月くん、越智東風くん いつもの面子が顔を揃え
越智東風くんの新しい劇の話となる。
東風くん曰く 俳句趣味の劇だから俳劇だという。
舞台の真ん中に大きな柳の木を植えて
その枝に烏を一羽とまらせる。
その下に行水盥を置いて 美人が横になって手拭を使う。
そこへ花道から俳人 高浜虚子が悠々としてやってくる。
柳の影では白い女が湯を浴びる。
枝にとまった烏が女の行水を見下ろしている。
それを見た虚子先生 大きな声で一句朗吟
行水の女に惚れる烏かな
虚子先生みた様に湯浴みする女に見惚れるも好いが
吾輩自身行水に浸かりたいくらいである。
屁喜男のような男には雨洗こそ必要であろう。
腹で泣くと歌ったかと思えば
干させるお前は死に装束のループ などとお経のような歌を歌う。
吾輩の中で耳障りな歌を歌うなと このような苦情は何処に相談すればよいかしらん。
吾輩にはサラウンドスピーカー2つとサブウーハー1つ含む
全部で14のスピーカー900Wアンプを持つHarman/Kardonプレミアムオーディオシステムが備わっているのだ。
吾輩のプレミアムなオーディオシステムは
16歳の岩崎宏美が歌うロマンスのような歌が流れてこそ
真価を発揮するのである。
あなたお願いよ 席を立たないで
息がかかるほど そばにいてほしい
あなたが 好きなんです~