ヴェッキオ higher than ・・・
カテゴリー
:ショールームダイアリー
スタッフ
:高橋 勇太 / タカハシ ユウタ
[店長]
[2019/06/21]
先日ちらっとお話ししましたアントニオ・タブッキ
“夢のなかの夢”です
歴史上の巨匠たちが 見たであろう夢を
想像して描いた短編小説です
気軽に読めるのでお勧めですよ
第一話のダイダロスだけ 神話上の人物です・・・
クレタ島のミノス王のもと
ミノタウロスを閉じ込める迷宮を造りました
そこへ英雄テーセウス
王女アリアドネーの助けを得て
迷宮に入りミノタウロスを退治します
怒ったミノス王は
ダイダロスと息子のイカロスを迷宮に閉じ込めるのですが
二人は翼を作って脱出 が神話の話になります
この本のダイダロスの夢のなかでは
ダイダロスがミノタウロスを迷宮から助け出します
部屋には扉が二つあります
一つの扉は自由に 一つの扉は死につながっています
それぞれの扉に番兵がいて
一人は真実だけを言い もう一人は嘘しか言いません
さぁ どうしましょ・・・
ハーバート・ジェームズ・ドレイパー “イカロスへの嘆き”
「お父さん、僕たかく飛び過ぎちゃったよ~」
「太陽 アッチーし!」
・・・なんてイカロスが言ったかどうかわかりませんが
「そりゃ~蝋じゃぁ溶けるよね~」
「瞬間接着剤にすればよかった!」
・・・なんてイカロスが思ったかどうかわかりませんが
空は羽のためにあります
羽は自由に舞い上がるために
私も高く飛んでみたいものです・・・